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テンプレート機能

DBPublisherシリーズの使いやすさの象徴ともいえる、1レコードを組版するひな形となるテンプレートの機能はとても強力です。

超高機能テンプレート

際立つテンプレートの扱い易さ

テンプレートはその設計途中であってもいつでも実際のデータで組版が可能で、組版結果の確認後は再度テンプレートに復帰して引き続きテンプレートの設計を進めることができます。InDesignを離れることなくデータとデザイン兼ね合いや設定の効果を確認しながら段階的にテンプレートの設計に取り組めます。

多くのパターンをカバーできる超高機能テンプレート

いかに少ないテンプレートでより多くのデザインパターンをカバーできるかが、自動化の度合いの決め手になるといえます。DBPublisher/iには、一つのテンプレートでできるだけ多くの組版パターンをカバーするための機能が豊富に用意されており、デザインを損なわずに高度な自動化が可能となっています。レイヤー構造を持つテンプレートにも対応しています。

自動複製機能でカラーやサイズのバリエーションに柔軟に対応

一つのフィールドに複数のデータ項目を含めることにより、テキスト、表の行や列、テキストフレーム、グラフィックフレームなどをデータ項目の数だけ自動的に複製して組版を行うことができます。一つのテンプレート内に個数が不特定の複数の商品や画像などを組版する場合に威力を発揮します。 チラシで多用される同一価格の複数の商品を一つにまとめて掲載するようなケースで活躍します。 FileMakerの繰り返しフィールドや、連番付きのフィールド名を採用したデータソースにも対応します。

Autoduplication

一つのテンプレートに複数レコードを組版可能

複数商品をまとめるフィールドを用意するだけで、1つのテンプレートに複数のレコードを組版することができます。自動複製機能と組み合わせて使用すれば、商品数に応じてフレームを複製したり、表の本文行を挿入することが可能です。 カラーやサイズのバリエーションのある複数の商品をまとめて掲載する場合や、同一価格の商品をまとめて掲載する場合でも、1レコード1商品のデータのままで組版できます。

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空のフレーム、行、列などの自動削除

組版の結果、データがなく空になったフレームや空の行を自動的に削除したり、表の空の行や列などを除することが可能です。データの有無にバラツキがあっても少ないテンプレートで対応できます。

充実のテキスト処理機能

テキスト変換

ユーザーが定義できる変換テーブルを利用して、テキストの変換とスタイルの適用を同時に行うことができます。完全一致による単純な変換に加えて、正規表現での検索置換による変換が可能です。変換されたテキストはそのままテキストフレームに挿入することもできますが、InDesignタグとして挿入したり、同名のグラフィックファイルをアンカー付きオブジェクトとして挿入したり、同名のテンプレートを挿入することも可能です。これらの機能により、単純なテーブル変換はもとより、外字変換、ルビ挿入、ユーザー定義タグのInDesignタグへの変換、アイコン挿入などが可能となります。データソース側での前処理の負担を大幅に軽減できます。

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文字あふれ処理

テキストフレームやセルがオーバーセットした場合や特定のフィールドが指定行数以内に収まらなかった場合に、水平比率やフォントサイズやかな詰めなど複数の属性を調整して、 あふれた文字を制限内に納めることができます。タブの範囲に文字を納める処理も用意されています。

InDesignタグ

InDesignタグを使用して、特殊文字を埋め込んだり、1フィールドの途中で文字属性を変更したり、ルビを振ることができます。表を挿入することさえ可能です。 InDesignタグのヘッダ部分は省略可能ですので、 <cc:Cyan>などのように記述するだけでテキストにスォッチを適用できます。また、Unicodeに割り当てられていない字形を使用する場合も、InDesignタグで対応できます。双方向リンク機能でInDesignタグを書き戻して、2回目以降の組版時にテキスト属性を含む編集状態を再現させることができます。

ルビ機能

フィールド全体に対してルビを振ることができます。振り仮名はデータソースのフィールドで指定します。フィールドの一部にのみルビを振る場合はテキスト変換機能で対応できます。

複雑な表組に対応

データに応じて行挿入、列分割、セル結合、セル内での文字あふれ処理、空行削除、空列削除、斜線、スタイル適用などができ複雑な表組が可能です。一つの表に複数のレコードを組版し、複数のテキストフレームに渡る大きな表を生成することもできます。

画像トリミング調整を大幅に軽減

クリッピングパスを考慮した画像フィットに対応

画像フィットやフレーム伸縮を自動でできるのはもちろんのこと、画像に埋め込まれたクリッピングパスを考慮できるので、組版後のトリミング調整作業を大幅に軽減できます。

画像トリミングの調整結果を再現

双方向リンク機能により、画像のトリミング情報を書き戻して2回目以降の組版時にトリミングの状態を再現させることができます。

存在しない画像ファイルをリンクパネルで確認

画像ファイルが全て揃っていなくても自動組版を実行でき、存在しない画像ファイルに対してもグラフィックリンクが作成されます。配置されなかったグラフィックファイルをInDesignのリンクパネルで確認できる他、出力やパッケージの際には警告が表示されるので、確認作業に要する労力を軽減できます。

複数の保存場所から画像ファイルの検索が可能

DBPublisherはファイル名を元に複数の保存場所から画像やグラフィックを検索し、グラフィックフレームに配置します。フルパスでの指定も可能。PDFファイルやInDesignファイルでは、指定のページを取り込めます。画像読み込みオプションを固定できるので、環境が変わっても同じ組版結果が得られます。

フレーム制御も万全

スタイルフィールドでオブジェクトスタイルを適用

フレーム毎に割り当て可能なスタイルフィールドにより、データソース側から指定したスタイル名でフレームにオブジェクトスタイルを適用することができます。 表のセルに対してはセルスタイルを適用できます。 次の例では、出発日によってフレーム(表の場合はセル)のカラーを変更しています。

Calender

スタイル名によるスタイル適用に加えて、スォッチや濃淡などのオーバーライドを適用することも可能です。

フレームの位置やサイズの数値コントロール

フレーム毎に割り当て可能な変形フィールドにより、各フレームの位置やサイズをコントロールしたり編集後の情報を書き戻すことができます。グラフィックフレームではトリミング情報を書き戻せるので2回目以降の組版ではトリミング作業の手間を省くことができます。また、変形フィールドを利用して特定のフレームだけ別レイヤーに移動することも可能です。

フレーム伸縮とテンプレート全体のサイズ変更

テキストや画像に応じたフレームサイズの自動伸縮が可能です。1つのフレームが拡げられた場合に同一テンプレートの他のフレームを拡げたり移動させる機能も搭載されています。 また、テンプレート全体を組版領域や割付けフレームにフィットさせる機能を備えたおり、この際にテンプレートを構成する個々のオブジェクトをどのように伸縮または移動させるのかを個別に指定することができます。拡大縮小率に段階を設定して、テキストのサイズが不揃いになるのを最小限に抑えることができます。

指定レイヤーへのテンプレート配置機能

特殊フィールドのレイヤーフィールドにより、指定のレイヤーにテンプレートを配置します。レイヤーがない場合には作成します。同一ページに複数のメーカーの商品が混在するようなレイアウトで校正はメーカー毎に出力したい時などに便利な機能です。

既存のドキュメントからの流用にも対応

オブジェクト配置機能

オブジェクト配置フレームにより、組版時に他のInDesignドキュメントのオブジェクトをコピーして配置したり、テンプレートに追加することが可能です。既存のドキュメントからレイアウト済みのオブジェクトを流用することが簡単に実現できます。製品仕様などの複雑な表組を自動組版で別途生成しておき、カタログ紙面で仕様部分をオブジェクトとして取り込むことにより複雑なレイアウトにも対応できます。

電子化向け機能

ハイパーリンク

組版時に、テキストやフレームにURLへのハイパーリンクを自動的に作成することができます。書き出した電子フォーマットの申込番号をクリックしてウェブの注文画面へナビゲートすることができます。共有のハイパーリンク先を利用して、目次や索引などからカタログ本文の商品へのハイパーリンクを作成できます。

ブックマーク

組版時に、ブックマークを自動的に作成することができます。自動組版の見出しや改ページ機能と併用することにより、階層化されたブックマークを作成できます。