Lynx20leaf 株式会社リンクス


Dbpublisher-i-logo

製品概要

DBPublisher/i(ディービーパブリッシャー・アイ)は、Adobe InDesignで高度な自動組版を実現するプラグイン製品です。 データベース双方向リンク機能を装備し、テンプレート作成から自動組版設計に至までの全ての操作がInDesign内で可能。InDesignユーザーのために作られたデータベース出版ツールです。

対話組版、自動組版、双方向リンク機能のシームレスな融合

Unitedfunctions

対話組版、自動組版、双方向リンク機能の主要3機能は完全に統合されています。組版後のドキュメントとデータソース間のデータの双方向リンクを維持したまま、1商品ごとのデザイン作業から完全自動組版にまで幅広く対応します。


自動組版

自動組版の効果は劇的です。各レコード毎に指定可能なテンプレートを自動配置し、特定のフィールドのデータが変化した時点で見出し、改段、改ページなどを挿入し、マスターページを適用しながら、一回の自動組版で数百ページ以上を短時間で自動生成することが可能です。

対話組版

パネルを利用して1商品ごとに配置やデザインに手を加えながら行う組版作業にも対応しています。 テンプレートパネルからテンプレートをドキュメントページにドラッグして配置し、レコードパネルでデータを確認しながら、またはグラフィックパネルで商品画像を確認しながら1商品ずつ組版することができます。 この対話組版の操作は自動組版の後に行うことも可能で、自動組版後に他の商品に差し替えたり、商品をそのままに他のテンプレートに差し換えることなどが可能となっています。

Template
Fieldpannel Recordpannel
Graphicpannel Templatepannel

双方向リンク機能

組版後のドキュメントに加えた修正をデータソースに書き戻したり、組版済みのドキュメントにデータソースの修正を反映させることが可能です。

書き戻せるのはテキストだけではありません。InDesignタグ、画像ファイル名、各種スタイル名、トリミング情報、テンプレートが配置されたページや位置までをも書き戻すことができます。 データソースへの書き戻しはInDesignドキュメントへの保存と同時に行われるので特別な操作は必要ありません。

組版済みのテンプレートとデータソース間のリンクは主キーとして設定されたフィールドのデータにもとづいて維持されるので、ドキュメント内でのテンプレートの位置やデータソース内でのレコードの順番が変わっても大丈夫です。

画像のトリミング情報を書き戻して2回目以降の組版時にトリミングの状態を再現させるテクニックや、ノンブルを書き戻して別ドキュメントで索引ページを自動組版する手法がよく使われます。

Writeback

また、DBPublisher/iを使用せずに作成した既存のInDesignドキュメント内のテキストや画像に対してデータソースとの双方向リンクを作成することができます。双方向リンクを作成すれば、ドキュメント内のテキストやグラフィックファイルからデータベースを構築したり、既存のオブジェクトをテンプレートに変換することができます。

商業印刷や出版印刷の自動化からチラシ制作の効率化まで

自動組版では、グループ化されたテンプレートに対する組版の他に、1つのテキストフレームに複数レコードを組版しかつテキストフレームを次々と連結していくことが可能で、この方式を利用すると辞書や目録などによくある1レコードの途中で段やページが変わるようなレイアウトにも対応できます。 見出しや柱に関する機能も充実しており、商業印刷から出版印刷まで幅広く対応します。

柱と見出し

自動組版の際に、ジャンルに応じて柱を移動させたり、一つの柱に複数のジャンルを挿入することができます。特定のフィールドのデータが変化した時点で、見出しや改段・改ページなどを挿入できます。

表対応

テンプレートに表を含めることができ、セル内での文字あふれ処理、空行削除、空列削除、セル結合などが可能です。一つの表に複数のレコードを組版し、複数のテキストフレームに渡る大きな表を生成することができます。

「ふちデザイン」との連携動作

当社別製品「ふちデザイン」を使用すると白ふちや多重の色ふちの効果を文字属性として適用することが可能です。チラシ制作の効率化にも威力を発揮します。

テンプレート機能

DBPublisherシリーズの使いやすさの象徴ともいえる、1レコードを組版するためのひな形となるテンプレートの機能はとても強力です。

可搬性のある直感的で扱いやすいテンプレート

テンプレートを構成するテキストフレームやグラフィックフレームの中にデータベースのフィールドのひな形を直接入力しスタイルなどを設定しておくことができます。 テンプレートはたとえその設計途中であってもいつでも実データにて組版が可能なうえに再度テンプレートにも復帰できるため、組版結果を確認しながらテンプレート設計を進めることができます。 1度作成したテンプレートは他のドキュメントでも再利用することが可能で、ドキュメント間でデータソースが異なる場合であっても、フィールド名さえ一致すれば組版することができます。

グラフィックフレームではファイル名をもとにDBPublisher/iがグラフィックファイルを検索して配置します。フルパスを指定する必要はありません。

少ないテンプレートで多くのパターンをカバー

いかに少ないテンプレートでより多くのデザインパターンをカバーできるかが、自動化の度合いの決め手になことが少なくありません。 何十何百ものテンプレートを作らなければならないようでは、手作業で作るのと大差ないという結果になりかねません。

DBPublisher/iには、テキストの量や画像のサイズに応じてフレームを伸縮させる、テキストフレームのオーバーセットや行あふれやタブあふれを自動的に解消する、クリッピングパスを考慮して画像をフレームにフィットさせる、 データのないフレームを削除する、空行を削除する、セルを結合する、表の行や列を分割する、表の行や列を削除する、複数のテンプレートを動的に組み合わせるなど、一つのテンプレートでできるだけ多くの組版パターンをカバーするための機能が豊富に用意されています。

アンカー付きオブジェクトや表にも対応しており、InDesignの機能を駆使したテンプレートのデザインが可能です。

テキストやフレームの属性の制御が可能

InDesignタグで1フィールドの途中で文字属性を変更することができます。 書体やカラーの変更はもちろんのこと、特殊文字やルビや表などの挿入も可能です。 オブジェクトスタイルなどの各種スタイルをスタイル名で動的に適用したり、独自の構文でデータベース側からフレームのサイズやトリミングの状態を数値で変更可能です。