製品概要
DBPublisher/i(ディービーパブリッシャー・アイ)は、DBPublisherシリーズのInDesign版です。
DBPublisherシリーズがAdobe InDesignに対応
データベース双方向リンク機能を備えた自動組版プラグインの決定版
従来、商業印刷物を制作する業務は、デザインの多様性や組版後の修正の必要性等の問題が故に自動化やシステム化の対象から除外されてきました。 DBPublisherシリーズは情報とデザインを分離することを可能とし、DTP化の波とともに進んだ人手による制作ワークフローの自動化とシステム化を促進しIT化の次元に引き上げます。
2000年のシリーズ最初の製品発売以来、製品カタログ、通版カタログ、贈答品カタログ、情報誌、クーポン誌、名簿、目録、年鑑、チラシ、旅行パンフレットなど、数多くの商業印刷物の制作や自動生成に利用されてきました。 DBPublisher/iは操作性から設計思想に至まで名実ともにDBPublisherシリーズを踏襲する自動組版プラグインの決定版です。
対話組版、自動組版、双方向リンク機能のシームレスな融合
組版後のドキュメントとデータソース間のデータの双方向リンクを維持したまま、1商品ごとのデザイン作業から完全自動組版にまで幅広く対応。自動組版はもちろんのこと、自動化できない作業が混在するワークフローにも対応しているので、自動組版後のデータ修正やデザイン修正を必要とする商業印刷物の制作現場の強力なツールとなり得ます。
InDesignユーザーのための自動組版ツール
テンプレート作成から自動組版設計に至までの全ての操作がInDesign内で可能。InDesignユーザーのために作られたソフトウエアです。設計と運用次第でデザインの多様性と自動化の度合いのトレードオフをユーザー自身で決めることができます。
テンプレート機能
DBPublisherシリーズの使いやすさの象徴ともいえる、1レコードを組版するためのひな形となるテンプレートの機能はとても強力です。
可搬性のある直感的で扱いやすいテンプレート
テンプレートを構成するテキストフレームやグラフィックフレームの中にデータベースのフィールドのひな形を直接入力しスタイルなどを設定しておくことができます。 テンプレートはたとえその設計途中であってもいつでも実データにて組版が可能なうえに再度テンプレートにも復帰できるため、組版結果を確認しながらテンプレート設計を進めることができます。 1度作成したテンプレートは他のドキュメントでも再利用することが可能で、ドキュメント間でデータソースが異なる場合であっても、フィールド名さえ一致すれば組版することができます。
グラフィックフレームではファイル名をもとにDBPublisher/iがグラフィックファイルを検索して配置します。フルパスを指定する必要はありません。
少ないテンプレートで多くのパターンをカバー
いかに少ないテンプレートでより多くのデザインパターンをカバーできるかが、自動化の度合いの決め手になことが少なくありません。 何十何百ものテンプレートを作らなければならないようでは、手作業で作るのと大差ないという結果になりかねません。
DBPublisher/iには、テキストの量や画像のサイズに応じてフレームを伸縮させる、テキストフレームのオーバーセットや行あふれを自動的に解消する、クリッピングパスを考慮して画像をフレームにフィットさせる、 データのないフレームを削除する、空行を削除する、セルを結合する、複数のテンプレートを動的に組み合わせるなど、一つのテンプレートでできるだけ多くの組版パターンをカバーするための機能が豊富に用意されています。
アンカー付きオブジェクトや表にも対応しており、InDesignの機能を駆使したテンプレートのデザインが可能です。InDesign CS4で新たに加わった正規表現スタイルや条件テキスト機能を使えば、更なる自動化が可能です。
テキストやフレームの属性の制御が可能
InDesignタグで1フィールドの途中で文字属性を変更することができます。 書体やカラーの変更はもちろんのこと、特殊文字やルビや表などの挿入も可能です。 オブジェクトスタイルなどの各種スタイルをスタイル名で動的に適用したり、独自の構文でデータベース側からフレームのサイズやトリミングの状態を数値で変更可能です。
対話組版、自動組版、双方向リンク機能のシームレスな融合
対話組版、自動組版、データベース双方向の主要3機能は完全に統合されています。組版後のドキュメントとデータソース間のデータの双方向リンクを維持したまま、1商品ごとのデザイン作業から完全自動組版にまで幅広く対応します。
自動組版
データベース出版において最も費用対効果を得られるのが自動組版です。 各レコード毎にテンプレートを指定することができ、特定のフィールドのデータが変化した時点で見出し、改段、改ページなどを挿入し、マスターページを適用しながら、数百ページ以上を短時間で自動生成することが可能です。
対話組版
パネルを利用して1商品ごとに配置やデザインに手を加えながら行う組版作業にも対応しています。 テンプレートパネルからテンプレートをドキュメントページにドラッグして配置し、レコードパネルでデータを確認しながら、またはグラフィックパネルで商品画像を確認しながら1商品ずつ組版することができます。 この対話組版の操作は自動組版の後に行うことも可能で、自動組版後に他の商品に差し替えたり、商品をそのままに他のテンプレートに差し換えることなどが可能となっています。
データベース双方向機能
効率の面からは完全自動組版が理想的ですが、現実のワークフローの多くは自動組版後のデザイン変更やデータ変更を必要としています。 DBPublisher/iでは組版後のドキュメントに加えた修正をデータソースに書き戻したり、組版済みのドキュメントにデータソースの修正を反映させることが可能です。
書き戻せるのはテキストだけではありません。InDesignタグ、画像ファイル名、各種スタイル名、トリミング情報、テンプレートが配置されたページや位置までをも書き戻すことができます。 最終データでデザイン済みのドキュメントを一括して更新することもできます。
組版済みのテンプレートとデータソース間のリンクは主キーとして設定されたフィールドのデータにもとづいて維持されるので、ドキュメント内でのテンプレートの位置やデータソース内でのレコードの順番が変わっても大丈夫です。
商業印刷や出版印刷の自動化からチラシ制作の効率化まで
自動組版では、グループ化されたテンプレートに対する組版の他に、1つのテキストフレームに複数レコードを組版しかつテキストフレームを次々と連結していくことが可能で、この方式を利用すると辞書や目録などによくある1レコードの途中で段やページが変わるようなレイアウトにも対応できます。 見出しや柱に関する機能も充実しており、商業印刷から出版印刷まで幅広く対応します。
柱と見出し
自動組版の際に、ジャンルに応じて柱を移動させたり、一つの柱に複数のジャンルを挿入することができます。特定のフィールドのデータが変化した時点で、見出しや改段・改ページなどを挿入できます。
表対応
テンプレートに表を含めることができ、セル内での文字あふれ処理、空行削除、空列削除、セル結合などが可能です。一つの表に複数のレコードを組版し、複数のテキストフレームに渡る大きな表を生成することができます。
「ふちデザイン」との連携動作
当社別製品「ふちデザイン」を使用すると白ふちや多重の色ふちの効果を文字属性として適用することが可能です。チラシ制作の効率化にも威力を発揮します。
充実の製品ラインナップで業務拡張にも柔軟に対応
製品ラインナップとスケーラビリティ
製品ラインナップとして、自動組版設計を含むデータベース出版に必要な全ての機能を備えた「プロフェッショナル版」、1商品ごとにデザインを整えながら行う対話組版や自動組版後のドキュメント編集などに適した廉価版の「ランタイム版」、 InDesign Serverでの自動組版の無人運転を可能とする「ディベロッパー版」(2009年1月の時点で開発中)が用意されています。 DBPublisher/iの各製品で作成したドキュメントは相互に互換性がありますので、業務の規模や要求に応じて容易に運用形態を拡張できます。
一人完結型から共同作業へ
プロフェッショナル版で設定を終えたドキュメントをランタイム版で開いて自動組版の実行とデータベース双方向リンクを維持した状態での編集を行なえますので、 プロフェッショナル版1ライセンスでの一人完結型の作業から始めて複数のスタッフによるドキュメント単位の分業へとスケールアップが可能です。
デスクトップからサーバーへ
ディベロッパー版のスクリプティング機能やホットフォルダ機能により自動組版の無人運転が可能となります。 ディベロッパー版の組版エンジンはInDesign Serverでも動作させることが可能ですので、デスクトップ製品で構築した自動組版の仕組みをベースにサーバー環境での運用に段階的に移行できます。 InDesign Serverを利用したシステムを構築する際の負担を大幅に軽減します。 プロフェッショナル版で設計したドキュメントをサーバー環境で自動組版し、ランタイム版で組版後のドキュメント編集を行うといったようなワークフローを構築できます。
サーバーからWebアプリケーション開発へ
Webアプリケーションによる自動組版システムの構築の際にもDBPublisher/iのテンプレート技術と組版エンジンが威力を発揮します。 ディベロッパー版を導入すれば、DBPublisher/iで設計したドキュメントをウェブブラウザから送られるフォームデータで自動組版しPDFとしてブラウザへ返すようなWebアプリケーションを開発することができます。

